屋根勾配計算

寸勾配・角度・パーセントを相互に換算し、同じ勾配から垂木の長さと屋根面積を求めます。

ブラウザ内で計算2026年10月19日更新

勾配の入力方法
単位
寸

角度

角度
21.8°
パーセント勾配
40%
寸勾配
4寸
立ち上がり:水平距離
1 : 2.5
伸び率
1.077水平距離1mあたりの垂木の長さ(m)

垂木の長さと屋根面積

m

外壁の外側から棟の中心までです。切妻屋根なら建物の幅の半分です。

m²

真上から見た屋根の面積で、軒の出を含めます。

垂木の長さと屋根面積

垂木の長さ(軒の出を除く)
4.31m
屋根面積
86.2m²

計算結果は目安です。購入や施工の前に、製品の表示と、お住まいの地域の建築ルールを確認してください。

要点

寸勾配は、水平距離10寸(1尺)に対する立ち上がりを寸で表したものです。角度はarctan(寸数÷10)で求め、4寸勾配はarctan(0.4)=21.80°、パーセント勾配では40%です。垂木の長さは水平距離に伸び率√(1+(寸数÷10)²)を掛けて求め、4寸勾配で水平距離4mなら4×1.077=4.31mです。

屋根勾配計算の使い方

  1. 勾配がわかっている形式を選びます。図面の寸勾配、角度計で測った角度、パーセント、または自分で測った立ち上がりと水平距離(実測値)から選べます。
  2. 値を入力すると、角度、パーセント勾配、寸勾配、立ち上がりと水平距離の比、伸び率がすぐに更新されます。
  3. 垂木の長さは、外壁の外側から棟の中心までの水平距離を入れると求まります。屋根面積は、軒の出を含めて真上から見た面積(水平投影面積)を入れると求まります。

寸勾配から角度を求める計算式は?

角度は、寸数を10で割った値の逆正接(arctan)で求めます。寸勾配は水平距離10寸(1尺)に対して何寸立ち上がるかを表し、4寸勾配なら水平1mで0.4m上がります。比なので、mでもmmでも同じ値になります。パーセント勾配は、立ち上がり÷水平距離に100を掛けた値です。

伸び率は、水平距離を1としたときの斜辺の長さです。水平距離に掛けると垂木の長さ、水平投影面積に掛けると屋根面積になります。

n寸勾配の立ち上がり ÷ 水平距離 = n ÷ 10角度 = arctan(立ち上がり ÷ 水平距離)パーセント勾配 = 立ち上がり ÷ 水平距離 × 100伸び率 = √(1 + (立ち上がり ÷ 水平距離)²)垂木の長さ = 水平距離 × 伸び率屋根面積 = 水平投影面積 × 伸び率

寸勾配の早見表:角度・パーセント・伸び率

下の値はすべて上の式で計算したもので、角度は小数第2位、パーセントは小数第1位、伸び率は小数第4位に丸めています。

寸勾配ごとの角度、パーセント勾配、伸び率
寸勾配角度パーセント伸び率
0.5寸2.86°5.0%1.0012
1寸5.71°10.0%1.0050
1.5寸8.53°15.0%1.0112
2寸11.31°20.0%1.0198
2.5寸14.04°25.0%1.0308
3寸16.70°30.0%1.0440
3.5寸19.29°35.0%1.0595
4寸21.80°40.0%1.0770
4.5寸24.23°45.0%1.0966
5寸26.57°50.0%1.1180
5.5寸28.81°55.0%1.1413
6寸30.96°60.0%1.1662
7寸34.99°70.0%1.2207
8寸38.66°80.0%1.2806
9寸41.99°90.0%1.3454
10寸(矩勾配)45.00°100.0%1.4142

計算例

4寸勾配の切妻屋根の垂木と屋根面積

建物の幅が外壁の外側どうしで8m、4寸勾配の切妻屋根とします。垂木の水平距離は幅の半分の4mです。4寸勾配の伸び率は1.077なので、垂木の長さは4×1.077=4.31mで、ここに軒の出の分を足します。

軒の出を含めて真上から見た屋根の面積が80m²なら、屋根面積は80×1.077=86.2m²です。坪に直すと約26.1坪(1m²=0.3025坪)です。屋根材は水平投影面積ではなく屋根面積で数え、ロス分はメーカーの資料に従って足します。

角度計で測った屋根の寸勾配

角度計を屋根面に当てて26.5°と出たら、「角度」を選んで26.5と入力します。寸勾配は4.99寸、パーセント勾配は49.9%と表示されるので、5寸勾配の屋根とわかります。

スレートや金属屋根は何寸勾配から葺ける?

屋根材ごとにメーカーが対応勾配を示しています。ケイミューの製品情報では、平形屋根用スレートの一例が2.5寸(14.04°)以上、鋼板製屋根の一例が2寸(11.31°)以上、軽量セメント瓦の一例が2.5寸〜10寸(寄棟は2.5寸〜8寸)です。

同じ種類の屋根材でも製品によって対応勾配は異なり、地域と勾配によって下葺材の仕様や最大流れ長さも変わります。使う製品の設計施工マニュアルで確認してください。構造にかかわる工事や建築確認などの手続きが必要な工事では、法令と専門家の判断を優先してください。

よくある質問

4寸勾配は何度?

4寸勾配は21.80°です。水平10に対して4立ち上がるので、立ち上がり÷水平距離は0.4で、arctan(0.4)=21.80°になります。パーセント勾配では40%、伸び率は1.0770で、水平距離1mあたり垂木は約1.08mになります。

寸勾配と角度はどう換算する?

寸勾配を角度にするには、寸数を10で割ってarctanを取ります。5寸勾配ならarctan(0.5)=26.57°です。角度から寸勾配を出すには、角度のtanに10を掛けます。30°ならtan(30°)×10=5.77で、約5.8寸勾配です。関数電卓ではtan⁻¹キーで角度を求められます。

矩勾配は何度?

矩勾配(かねこうばい)は10寸勾配のことで、角度は45°です。水平距離と立ち上がりが同じ長さになり、パーセント勾配では100%です。伸び率は1.4142なので、屋根面積は水平投影面積の約1.41倍になります。

屋根面積は建物の面積より何%大きい?

水平投影面積に伸び率を掛けた分だけ大きくなり、4寸勾配なら7.7%大きくなります。3寸勾配で4.4%(伸び率1.0440)、5寸勾配で11.8%(1.1180)、6寸勾配で16.6%(1.1662)です。水平投影面積には軒の出を含めて計算します。

寄棟屋根も伸び率で屋根面積を出せる?

すべての屋根面が同じ勾配なら、寄棟屋根でも水平投影面積×伸び率で屋根面積全体が求まります。どの面も同じ角度で傾いているため、面ごとに同じ倍率で大きくなるからです。ただし隅棟や谷は斜めに走るので、その長さは垂木より長くなります。

出典

  1. ケイミュー, コロニアルクァッド|屋根材 (2026年10月19日確認)平形屋根用スレート、対応勾配2.5寸以上。地域と勾配により下葺材仕様と最大流れ長さが異なる。
  2. ケイミュー, スマートメタル|屋根材 (2026年10月19日確認)鋼板製屋根、対応勾配2寸以上。
  3. ケイミュー, 雅|屋根材 (2026年10月19日確認)樹脂繊維混入 軽量セメント瓦、対応勾配2.5寸〜10寸、寄棟2.5寸〜8寸。
  4. 林野庁, 森林・林業統計要覧2025 付表 単位換算表 (2026年10月19日確認)1寸=0.030303m、1尺=10寸、1m²=0.30250坪。

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